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第1回「初歩の初歩の江戸教室」by サラリーマン文化芸術振興会

江戸文化を巡る散策会+ちょっと座学


サラリーマン文化芸術振興会(以下、サラ文と表記させていただきます)が
主催する「初歩の初歩の江戸教室」は、今年4月に第一回が行われ、
年内は12月までに全6回の開催が予定されています。
そのラインナップを簡単にご紹介すると、


という具合。面白そうなテーマが並んでいますね。
教室といっても“研究”といった堅苦しいものではなく、
基本は江戸文化ゆかりの地を訪ねる散策会+座学という構成。
回によっては見学・散策の後に新宿にある
サラ文の事務所に場所を移し、その日に見学した場所についての
おさらいがあります
(ビールを飲みながらの気の置けない雰囲気のようです)。

私が参加した第2回のテーマは「江戸城と大奥」。
というわけで場所はもちろん江戸城、すなわち皇居周辺です。

6月7日の午後0時半、集合場所であるJR有楽町駅に集まったのは
案内役のお二人を含めて20名。
40〜70代で男女比率は半々という感じでしょうか。
歴史ものなので男性中心かと思っていましたが、ちょっと意外でした。

本日の参加料2千円を払ってレジュメを受け取り、
すぐに皇居外苑にあるレストランに移動。
まずは腹ごしらえです。
この際に「初歩の初歩の江戸教室」の企画者であり、
案内役でもある近藤圭二さんにお話を伺うことができました。
しかしその前に、このイベントの主催者である
「サラ文」についてご紹介しましょう。

サラリーマン文化芸術振興会とは?


サラ文は平成4年に発足した、サラリーマンおよびそのOB、OGの
新しい生き方を提言、実践する全国組織。(http://sarabun.org
「趣味・特技を通じて社会に貢献したい」
「今から何か打ち込めるものを見つけたい」
という人たちが集まり、さまざまなプログラムを開催しています。
現在は約150名が会員として登録しています。

プログラムの内容は、今回のような散策会や各種研究会、
演劇、川柳、草笛、カラオケ、詩吟、交流会など、実にさまざま。
バリエーション豊かに趣味を楽しんでいるようですね。

サラ文の会員で今日の案内役であり、
かつクラブ・ウィルビーのメンバーでもある
近藤圭二さんに今回のプログラムについてお聞きしました。

「僕は新選組が好きでずっと追いかけているんですが、
歴史が好きなら何かやってくれとサラ文の代表幹事に頼まれまして、
個人的にも関心のある“江戸”をテーマに、
今回のプログラムを企画しました」(近藤さん)

近藤さんは、1999年に新撰組をメインに、
幕末や戊辰戦争について学ぶ「史誠会」を結成し、
月に一度例会を開催しているという筋金入りの歴史マニア。
実は史誠会のサイトは、ウィルビーからもリンクしているんですよ。

近藤さんの話によると、サラ文主催のプログラムの参加者は
サラ文の会員だけとは限らず、
噂を聞きつけた外部からの参加も多いそうです。

ちなみにこの日の「初歩の初歩の江戸教室」には、
「クラブ・ウィルビー告知板」でご紹介したかいあって、
3名程ウィルビーメンバーの方が参加していました。
ウィルビーのメンバーが新しい世界と出会う橋渡しができたようで、
事務局としてもたいへん嬉しいです。

ある時は運営者、そしてある時は参加者


サラ文のプログラムが面白いのは、
いろいろな分野の趣味人が集まっていることから、
しばしば「多目的」イベントになること。

例えば山登り。全体は山登りの得意な人が取り仕切るのでしょうが、
登っている途中では高山植物の愛好家が花について解説したり、
広場での休憩中は紙ヒコーキや凧揚げを趣味にするメンバーが活躍。
夜は天文愛好家による星の講義、という具合。

この日も近藤さんの他にもう一人、植物に詳しい
流尾(ながれお)哲也さんという案内役がいらっしゃいました。

実は江戸城周辺はたいへん植物が豊富で、
さまざまな種類の草木が見られます。
全体は歴史の得意な近藤さんが解説するのですが、
時おり面白そうな植物があるところでは、
流尾さんが解説するというわけです。

つまり江戸城の歴史について理解を深めながら、
そこで見られる植物のこともよくわかるという寸法。
江戸城の歴史と自然をまとめて楽しめるのです。

おそらくサラ文の会員の方は、自分が詳しいジャンルでは運営側になり、
そうでないジャンルでは参加者として楽しんでいるんでしょうね。
これはウィルビーも学びたいシステムだと、深く感心した次第です。
さて、では当日の見学の模様を写真を中心にご紹介します。

江戸城って、こんなにいいところだとは知りませんでした!

昼食をとり、午後1時45分に皇居外苑にある楠正成像前に再集合。
左から2人目が案内役の近藤圭二さんです。
今日のテーマに合わせてシャツの柄は、なんと甲冑!
ここから内堀通りを歩いて大手門を目指します。

大手門に向かう途中に見える巽櫓(たつみやぐら)。
江戸城で当時のものが残っているのは、
石垣と門と番所、そして三カ所にある櫓。
お城っぽいのは、この櫓くらいなんですね。

大手門は大名が登城する際の入り口。
今日はこれから三の丸、二の丸、本丸を中心に
見学していきます。

二の丸庭園では植物担当の流尾さん(麦わら帽子の方)が
大活躍。「これは江戸時代にはなかった種ですね」と
いう風に詳しく説明してくださいました。
美しい花があちこちで見られました。

雑木林を通って天守閣跡に向います。
まさかここが東京駅のほど近くとは、誰も思いませんね。
江戸城周辺の自然の豊かさに驚きます。

天守閣跡の前で説明する近藤さん。
この上に6階建てビル相当の建築物があったんですね。
江戸城の天守閣は有名な姫路城のものより一回り大きく、
家康の代から家光まで、3回も建て直されたそうです。
ちなみに近藤さんは、東京シティガイドクラブ所属、
江戸文化歴史検定準一級の資格をお持ちです。 
江戸城に現存する最大の櫓である富士見櫓。
明暦の大火による天守閣消失後は、
ここが天守閣の代わりになったそうです。
江戸城としてTVや雑誌に出る場合は、
たいていこの富士見櫓とのこと。


この他、松の廊下跡、百人番所などをたっぷり見学して、
最初の大手門に戻ってきました。
この日の最高気温は28度。6月にしてはかなり暑い日でしたが、
約3時間、休憩なしで一気に回りました。皆さんタフですね。
私は、結構ヨレヨレになりました。持参したペットボトルの水はとっくに空。


それにしても江戸城って、こんなにいい所だったんですね。
これまでほとんど来たことがありませんでしたが、
緑も豊かだし、外国人旅行者に独占させるのはもったいないです! 
しかも知ってました? 入場無料なんですよ。
(お酒の持ち込みは禁止されていますが)

希望者はここからさらに新宿にあるサラ文の事務所へ。
そこで一杯やりながら、今日の見学をさらに掘り下げていくとのことです。
私、タカハシは所用あって残念ながら参加できませんでしたが、
きっと楽しいんでしょうね。
というわけでサラ文主催「初歩の初歩の江戸教室 
第二回/江戸城と大奥」のレポートでした。

いやあ、たいへん楽しかったです。
年内はあと4回あるので、
是非もう一回だけでもお邪魔したいと思いました。
案内役の近藤さん、流尾さん、そしてサラ文の皆さん、
素晴しいプログラムをありがとうございました。
なお、「初歩の初歩の江戸教室」は参加者がいる限り続けるそうで、
来年以降も開催が予定されているとのことです。


暑い中にも関わらず、丁寧な解説をしてくださった近藤さん。
お疲れさまでした。
そしてありがとうございました。



事務局では、今後もメンバー発信のプログラムに
積極的に参加し、ウェブサイトでご紹介したいと思っています。
その節は、よろしくお願いしますね。

終わり

   

天守閣跡頂上から望む江戸城本丸跡。
手入れの行きとどいたいた芝生が
とても気持ち良かったです。

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