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米を作って見えてきたこと 1/5

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独特の存在感で映画や舞台で活躍中の俳優の永島敏行さん。実は役者業の一方で農業にも深く関わっているのは、知る人ぞ知るところです。永島さんはなぜ米を作るようになったのか。そしてそこから見えてきたものは何か? たっぷりとお聞きしました。(残間)
永島敏行さんのプロフィールはこちら
(聞き手/残間里江子 撮影/岡戸雅樹 構成/髙橋和昭)

vol.1 実は“民間ボディガード”はリアルな話


残間
『BG〜身辺警護人』(テレビ朝日系/木曜よる9時)見ていますよ。

永島
ありがとうございます。

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残間
主演の木村拓哉さんを、永島さん始め周りの俳優陣が、渋く盛り上げる感じがいいですね。

永島
そうですか。今回のドラマは、木村さん自身もいつもより少し抑えた演技のように見受けられます。

残間
私、脚本の井上由美子さんとちょっと親しいんですが、彼があまりカッコよくはないんだけど、そこがカッコ良く映るように書いてあるのがいいですよね。

永島
そうか。そういう描き方なんですね。

残間
永島さんは警備会社の社長役ですが、謎が多そうですね。車椅子という設定ですし。

永島
ええ、いろんな所に謎が散りばめられていて、これからどうなるか、というところです。全部はまだ、僕にも教えてくれないんですよ。

ところでボディガードのドラマって最初に聞いた時、日本でそんなニーズがあるのかと思いました。しかも民間で。それで実際にボディガードをやってる警備会社の社長さんに、聞きに行ったんですよ。「仕事」ですから、どうやって売上げを立てるのか気になって。

残間
実際にそういう会社があるんですね。

永島
それで警備会社だと、よく工事現場での交通整理とかの仕事がありますよね。ああいう仕事はたいてい入札なんですって。だから値段が安くてある程度、質が確保されていないと受注できない。要するになかなか売上げが立たない。儲からない。
一方で今、ボディガードの依頼というのがすごく多いんですって。

残間
個人で雇うんですか?

永島
個人だったり法人が雇うようですね。
例えば社内で揉め事があるとします。同族会社とかで。すると身体的危険というより秘密保持が主な目的だったりします。自宅ポストの郵便物が探られたりしないかとか。

残間
へえー。ドラマでも木村さんが勤務する警備会社に、新たに「身辺警護課」ができるという設定でしたが、実際もそうなんですね。

永島
今、そういうニーズが多いそうですよ。

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残間
それだけ日本も危ない世の中になってきたのかしら?

『BG』を観てていいなと思ったのは、日本では一見身近じゃない民間ボディガードというのを、うまく日常に溶け込ませてるところですね。登場人物がそれぞれの過去を背負いながら、身辺警護という仕事に対峙してるというか。

永島
そうです。一度挫折した人間たちが、ボディガードとして第二の人生に立ち向かう姿を描いてます。

それでボディガードをやろうという人は、自分の世界を持っていますね。専門職だし、それも自分の体でクライアントを守らないといけない。特殊ですよね。

残間
民間は丸腰だし。

永島
(笑)そうそう、丸腰だし。だから自分なりのこだわりの強い、オタク系の方が多いみたいです。

残間
永島さんは野球をやってて屈強だし、殺陣も上手いから向いてますね。

永島
(笑)屈強といっても、もう還暦過ぎましたからね。今年で62ですよ。

残間
そうは見えないですけど、体力的には何か変わりました?

永島
変な言い方ですけど、齢をとるというのは、こんなに体力がいるのかという感じですね。

若い頃は少しぐらい運動しなくても、筋肉が落ちるとか、関節が痛くなるとかあまりなかったですよ。ところが年齢を重ねると、日々やらないとすぐ落ちてしまいます。

残間
やはりね。60歳過ぎて1ヶ月入院したら、1年寿命が縮まるって聞きました。つまり寝込んじゃうと。
永島さんは農作業もおやりになるから、より実感しやすいかもしれませんね。

永島
最近は、作る方はそれほどやってないんですけどね。

残間
それでは次に永島さんのもう一つの顔、“農業”についてもお聞きしましょうか。



(つづく)

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vol.1 実は“民間ボディガード”はリアルな話

vol.2 「日本人とは?」の答えを探して

vol.3 日本の農家に変化の兆しが見えてきた
  ↓
vol.4 マルシェがあれば、手軽に東京に店が持てる
  ↓
vol.5 安ければ、それでいいのか?

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