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こんにちは、クラブ・ウィルビー事務局のセキです。
5月30日、31日に行なわれた「中尾ミエさんと行く 新潟・農業体験の旅2010」
昨年の草刈りに続き新潟県・加茂市の『かやもり農園』を訪れ、
総勢45人で田植えに挑戦しました。
当日の様子を写真と合わせてレポートします。




新潟は、晴天と温かい笑顔で迎えてくれました


5月30日8時30分、薄曇りの空の下、残間、中尾さんとともに
参加者41名がウィルビー号に乗り込み、農業体験の旅はスタート。
車中、朝食に『かやもり農園』のお米で作った手作りおにぎりが配られ、
お米本来のうまさに感激。こんなお米を作るんだ・・・。
これから挑戦する田植えのイメージも涌いてきました。
群馬を過ぎ、関越トンネルを抜けると眩しい光が射して来て、
晴天を待ち望んでいた参加者からは、自然と「ワァ〜」という歓声が・・・。




ウィルビー号で新潟に出発



愛情たっぷりの手作りおにぎり


トンネルを抜けると晴天が広がった


三条燕インターで高速を降り、
地平線まで広がる田園風景の中に『かやもり農園』はありました。
『かやもり農園』は1700年代から続く農家で、
現在の当主・萱森(かやもり)教之さんは十一代目に当たります。
我々が到着すると九代目の二郎おじいちゃんから幼子の達丸(たつまる)くんまで
家族総出の温かいお出迎えに参加者の顔がほころびます。
現地の4人のメンバーと合流し、昼食をいただき、
いよいよ田植えの準備。
普段、履く機会がほとんどない地下足袋に悪戦苦闘する参加者の姿も・・・。




到着すると萱森家の温かい笑顔が待っていました





十一代目萱森教之さんからご挨拶

現地で合流したメンバー4人も交えて昼食




何度もおかわりした絶品のお漬物


ずらりと並んだ地下足袋




慣れない地下足袋に悪戦苦闘



地下足袋の歩き心地は素足に近い感覚でした




田んぼに飛び交う「おかわりください」の声


通常は機械でやってしまう田植えですが、
今回、我々のために萱森さんが
特別に3反半(35アール)の田んぼを用意してくれました。
ここに升目状の線を付けてもらい、
一人3列(3条)ずつを往復(計6条)で苗を植えていきます。
簡単な説明の後、「じゃあ、一列に並んでやってみましょう」
の声を皮切りにいよいよ田植え開始です。
しかしながら、ほとんどの参加者が田植え初体験。
最初は田んぼの中に足を踏み入れるのも恐々(こわごわ)とした様子でした。

水を張った田んぼでは予想以上に足の自由が奪われ、
慣れていない我々は、 転ばないように歩を進めることさえも一苦労。
実際に中に入ってわかったことですが、
外から見ていると、どこも同じに見える田んぼも、
柔らかいところ、硬いところ、温かいところ、冷たいところと
歩く場所によって全く違うのです。
そんなことにも新鮮な驚きを感じました。




まずはお手本を見せていただく


苗をもらい準備オッケー




一列に並んで田植えスタート


晴天の下、心地よい気候で田植えをしました



田植えは、それぞれの人の性格が表れるようで、
とにかく手早く植えたい人、ゆっくりでも丁寧に植えたい人、
黙々と植えていく人、隣の人と話をしながら植える人
(人生相談をしている人もいました)、
その様子を見ているだけでも楽しめます。
最初こそ、戸惑っていましたが、コツをつかみ、慣れてくると
「(苗の)おかわりください」という声が田んぼに飛び交い、
苗を配ってくれていたボランティアスタッフも大忙しとなりました。
途中尻もちをついたり、前のめりに倒れたりとハプニングもありましたが、
泥だらけになりながらも笑顔で作業する姿は
童心に返って遊んでいるようでもありました。

休憩をはさみ、後半はさらにペースアップして計2時間で、
3反半すべてに苗の植え付けが完了。
稲が順調に育ち、収穫すれば、
何と1600キロぐらい(1人あたり約33.6キロ)のお米になるそうです。




線が交差するところに稲を植えていきます

休憩では冷たい甘酒が振る舞われた




子供みたいに泥まみれになりました


中尾さんも残間も泥だらけになりながらやり遂げました




みんなで田植えをした田んぼ



夕食は、前回に続いてのバーベキュー。
準備や片付けのお手伝いをみんなでやるのもこのツアーの特徴の一つです。
バーベキューのセッティングをしたり、肉を焼いたり、
しいたけの石突(いしづき)を取ったり学生の旅行のように協力して作り上げた味は格別。
テーブルに並んだ蕗やタケノコの煮物など
教之さんの母 萱森松江さんの手作り料理のやさしい味に心満たされ、
畑からとれたての新鮮なきゅうりをつまみに飲む生ビールは、
田植えの疲れを吹き飛ばしました。




今回お世話になった萱森ファミリー


みんなでバーベキューの準備

















『かやもり農園』は自然の恵みの宝庫


明けて2日目、この日は、朝食のお粥をいただいた後、野菜作りを見学。
『かやもり農園』では、お米だけではなくいろいろな野菜や果物も栽培しており、
ビニールハウスでキュウリ採りやイチゴ狩りを楽しみました。




キュウリの採り方の指導中

指につける特殊なキュウリ鋏(はさみ)




採ったキュウリはお土産にいただきました


イチゴ狩りも楽しみました。








畑から帰ってくると笹団子作りの講習会が始まりました。
笹の葉にお餅と餡子を詰めて、包んで結ぶだけなのにこれが難しいのです。
餡子がはみ出してしまったり、うまく結べなかったり・・・
教えてくれる地元の方は、簡単にやっているように見えるのですが、
やってみるとキレイに出来ません。
ちなみに笹団子は、食べ方も簡単ではありません。
そのまま普通に開くと餅が笹にくっついてしまい、
中身がボロボロになってしまいます。
そこで萱森さんから笹団子の食べ方を教えてもらいました。
両手の掌の間に笹団子を挟んでコロコロと転がして、
笹を剥くと丸い形で食べることができるそうです。




笹団子作りに挑戦















笹団子作りと並行してうどん打ち、餅つきにも挑戦しました。
「朝から食べてばかりで、体重が心配」という声も多く聞こえましたが、
皆さん、しっかりうどんとお餅も残さず完食。




石臼で餅つき






つきたての餅をきな粉と餡子でいただきました






参加メンバーを中心にうどん打ち







かき揚げとズッキーニの天ぷらをトッピング



萱森さんが目指す「農薬に頼らない米(野菜)作り」。
植物自らが本来持つ力を活かして、安全な食物を作りたいという思い。
1泊2日という短い時間でしたが、その活動を実際に自分の目で見て、身体で経験して、
自然の恵み、食の大切さを実感できた旅でした。










<参加メンバーから寄せられた感想>

機械による田植えの時代になったのに、
私たち素人が手植えを体験できる機会を提供してくださった、
かやもり農園とクラブ・ウィルビーにはいくら感謝しても足りない気持ちです。
手植えの作業の大変さとおもしろさを、短時間でしたが体験できました。
田んぼの泥とは大奮闘しましたが、
それでも田んぼに立つと心が晴れ晴れとするような、気持ちのよさでした。
また減農薬で行われている野菜栽培の現場や、
鮭を使った肥料を作る過程なども見学させていただき、
大満足のとても充実した2日間でした。(50代・女性)




友人からの誘いで参加。
いざ田んぼへ出陣してみれば苗床から苗は取れない。
1本取れたり、5本取れたり・・・。
足腰は次第に悲鳴をあげていき、対土手に着いた時には、
「もう一粒もお米を粗末にしません。」とココロに強く誓いました。
何よりもこのツアーで嬉しかったのは、祖父母が亡くなり田舎がなくなってしまって数十年。
久方ぶりに大きなお家で大きな家族に囲まれてまどろむ、幸せな時間を過ごせた事です。
縁側や玄関に座り、たわいのない事を話し、ゆっくりと雲も時間も流れていく。
な〜んて幸せをすっかり忘れていました。萱森家の皆さまありがとうございました。
体はギシガシいってますが、心と胃がすっかり元気になりました。
楽しい時間と空間を重ねありがとうございました。(40代・女性)




お疲れ様でした。
帰宅後は一段と痛みが増し、残間さんと同じ状態です。
楽しいひとときを過ごさせていただきありがとうございました。
初めてこういった集まりに参加した私にとっては 驚きの連続でした。
「肩書きをはずして」とは言え、やはり名刺交換する皆様に一主婦は羨望のまなざし・・・。
いつも消去法で幸せを確認する私に 何か化学反応をおこしてくれたような気がします。
この気持ちが継続するようにPCをひらく回数を増やしたいと思います。(50代・女性)